塗り方のコツや注意点は?無添加天然の漆喰を使って砂壁を塗り替えるまでの工程を(私のコツを交えながら)ご紹介します。
今回のDIYでは和室の砂壁を無添加天然の漆喰に塗り替えました。
漆喰について詳しくはこちらをどうぞ↓
全材料が天然素材の練済み漆喰です。
目次
壁塗りに必要なアイテム
バケツ、ゴム手袋、霧吹き、ほうき、ゴムベラ、おたま、ぞうきん、新聞紙
コテ、漆喰を乗せる板
養生する
古くなった砂壁は爪でガリガリ掻いたらポロポロ砂が落ちる状態\(;゚∇゚)/
なので養生テープを貼る前に、ほうきでできるだけ砂を落とします。
養生テープは壁から漆喰を塗る厚さ分(私は2、3ミリ)離して貼ります。再度しっかりと貼り付いているか確認して下さい。少しでも浮きがあると漆喰が入り込んでしまいます。
コーナーや細かい部分は100均のナイロン製のほうきが便利でした。
下塗り(下地処理)する
砂壁に漆喰を塗る場合、あく対策のために下塗りが必要です。
詳しくはこちらの記事↓をどうぞ(*゚▽゚)ノ
練り漆喰を塗りやすい硬さに調節する
だから持ち運びし易いバケツに移して、水を足して練り直します。
おたまですくうと便利♪
漆喰塗りのコツと注意点
いよいよ漆喰を塗っていきます!
注)漆喰を扱う時は素肌に付かないようにゴム手袋をして換気をするようにしましょう!
漆喰は強アルカリ性なので直接触れないようにしましょう。(既に水で練って加水している状態だからなのか私は直接素肌に付いても肌が荒れるわけでもなく問題ありません。ただ数年前に漆喰が肌に付いたとき、少し体調が悪かったのか、1mmくらいの水ぶくれがたくさん出ました。数時間で治まりましたが(*’-‘)b )なのでゴム手袋は必須です!
板に漆喰を乗せてコテで塗っていきます。
まだ塗り慣れていないならこのくらい少ない量でOK。
結構柔らかめ(笑)まだ上手く塗る自信が無いなら水加減は少なめがいいと思います。
塗るのに夢中になって板の漆喰を落とさない様に気をつけて下さいね。私は初めての作業中ボトっと落としちゃいました(^▽^;)
漆喰の水分量は少し多め?砂壁は水分の吸収が早い
砂壁の下塗りにシーラーを塗らなかった場合、砂壁は水分の吸収が早いから、漆喰の水分を多めにするか漆喰を塗る直前に霧吹きで壁を湿らせると塗りやすくなります。
今回は下塗りにシーラーを塗らなかった事と、塗る直前の霧吹きの工程を省くために漆喰の水分を多めにしました。
初めは慣れないだろうけどガンバです q(^‐^*)/
漆喰を塗った時のコテの線(ライン)が気になるなら
漆喰を塗って半乾きの時にコテでならせば、コテに漆喰も着いてくる事なくラインを消す事が出来ます。これ、長年漆喰塗ってきて自分で編み出したコツなんですけど。スタンダードなやり方なのかは謎です(笑)。
広い面積のコテの線はまだ味があって良いって思うけど、コンセント周りや細かい部分を塗った時に気に入らない線が入ったら試してみて下さい(*゚▽゚)ノ
もし漆喰が塗る箇所以外に付いてしまったら?
濡れた雑巾で拭けば大丈夫です。軽く拭き取るだけじゃ白く残る事があるから、ちゃんと拭き取って下さいねヽ(*´∀`)
木材部分に付着して放置してしまうと黒く変色する場合があります。そんな時はお酢で拭き取ると変色が元に戻るので試してみて下さい。
塗り終わったら直ぐに養生テープを取る
休憩前には霧吹きで乾燥予防
壁塗りは思いのほか疲れます(笑)私みたいに普段運動不足だと尚更、特に腕と手の筋肉に警告音が鳴り響きます。だから、途中で適度に休憩を挟みながらやって下さい。
休憩する際にも役立つのが霧吹きです。バケツの漆喰表面にプッシュして潤わせておくと漆喰が乾きにくくなります。
塗りが一日で終わらない時の漆喰の保管方法
翌日に壁塗りの続きをしたい時、バケツに入ってる漆喰の表面に霧吹きでシュッシュッっと水分を足してからラップで覆います。すると翌日も固まる事なく残りの漆喰も使えます。
この時バケツの内側に付いてる漆喰はゴムヘラや布で綺麗に取って拭きとっておきましょう。翌日に固まった漆喰がポロポロ落ちてこないようにするためです。
また、開封したビニル袋に漆喰が大量に残ってしまった場合は、ビニール内にお水を足して空気が入らない様に入り口を縛って保管します。漆喰は空気に触れて乾燥すると固まる性質です。保水をちゃんとして、空気に触れさせないようにすれば固まる事無く数ヶ月(私の場合は最長約半年)もちました。
肌に付いた漆喰はお酢で洗おう
肌に付いてしまった漆喰は直ぐに水で洗い流しましょう!塗り終わった最後の手洗いではお酢を少し手に付けて水で洗い流すとベストです。
漆喰はアルカリ性だからお酢の酸性で中和して肌への刺激を減らしてくれます。